キーワードで知る(チァクラとクンダリニー編)

  • クンダリニー

    すべての人間の尾てい骨に眠っている内なるエネルギー。

    すべての人間が持っているとされるエネルギー。尾てい骨のあたりに、ヘビがとぐろを巻くような形で存在するが、通常は眠った状態にあるため恩恵にあずかることはほとんどない。
    しかし、正しい修行によってクンダリニーを覚醒させることができれば、人間の限界を超えた様々な神通力を得るだけではなく、最終的に悟り・解脱に到達することができる。
    クンダリニーは精神的エネルギーであると同時に肉体的エネルギーでもある。クンダリニーが覚醒すると、スシュムナー管というエネルギーの通り道を上昇し、七つのチァクラを貫いて頭頂へと至る。

  • チァクラ

    身体にある霊的なエネルギーセンター。主要なものは7つ。

    身体のエネルギーセンターであるチァクラは、それぞれが特定の身体部位や感情、精神状態に関連している。クンダリニーの覚醒と上昇により、各チァクラが解放され、対応する煩悩が止滅に向かう。

    ムーラダーラ・チァクラ: 尾てい骨に位置し、色は暗い赤色。邪悪心が止滅に向かう。
    スヴァディスターナ・チァクラ: 性器に位置し、色はオレンジ色。性欲が止滅に向かう。
    マニプーラ・チァクラ: へそに位置し、色は輝くような藍色。食欲が止滅に向かう。
    アナハタ・チァクラ: 胸部に位置し、左乳頭は黄金色、右乳頭は深紅、左右の乳頭を結ぶ線と正中線が交わる点はスカイ・ブルー。卑屈さが止滅に向かう。
    ヴィシュッダ・チァクラ: 喉に位置し、色は灰色。。嫉妬心が止滅に向かう。
    アージュニャー・チァクラ: 眉間(脳下垂体)に位置し、色は白銀色。現世の願望が止滅に向かう。
    サハスラーラ・チァクラ: 頭頂に位置し、色は薄いブルーの入った白銀色。解脱(全ての煩悩からの解放)。

    主要なチァクラはこの七つだが、他にもいくつかのチァクラが存在する。
    チャンドラ・チァクラ: 胸部(膵臓と脾臓の近く)に位置し、色は白い満月のよう。イメージによるけがれが止滅に向かう。
    スーリヤ・チァクラ: 胸部(肝臓の近く)に位置し、色は燃えるようなオレンジ。怒りが止滅に向かう。

    チァクラの位置(ベーシック・ダルマより引用)
  • ナーディー

    身体の中を流れる霊的エネルギーの通り道にあたる。7万2千本あるとされる。

    主要な三つのナーディーはイダー管、ピンガラー管、スシュムナー管。クンダリニーが上昇する際には、スシュムナー管を通る。
    それぞれのナーディーは、各チァクラの位置で交差しながらアージュニァー・チァクラの左右に至る。

    イダー管: 左側の管、左の気道ともいう。尾てい骨の左側から出発。迷妄のエネルギーを通す。
    ピンガラー管: 右側の管、右の気道ともいう。尾てい骨の右側から出発。邪悪心のエネルギーを通す。
    スシュムナー管: 中央の管。身体の真ん中を通っており、クンダリニーが上昇する道。愛著のエネルギーを通す。
    浄化のプロセスとして、まずイダー管とビンガラー管を浄化し、エネルギーを中央の気道に集中させることが重要。
    ナーディーの中を流れる霊的エネルギーを風(ふう)、風に乗って動く私たちの意識を心滴(しんてき)という。

    ナーディーの位置と流れ(ベーシック・ダルマより引用)
  • 五つの身体

    人間の体を構成する要素

    特定のチァクラの解放・活性化が、特定の身体の現れに対応する。
    肉体: 粗雑な物質でできた身体。
    変化身(へんげしん): マニプーラ・チァクラから現れる身体。下位形状界で活動する。救済者が人間界に降りるときに使う。
    法身(ほっしん): アナハタ・チァクラから現れる身体。下位・中位非形状界で活動する。
    報身(ほうしん): ヴィシュッダ・チァクラから現れる身体。上位形状界で活動する。
    本性身(ほんしょうしん): アージュニァー・チァクラから現れる身体。上位非形状界で活動する。
    金剛身(こんごうしん): サハスラーラ・チァクラから現れる身体。純粋真我の状態。

    三つの宇宙と五つの身体(オウム真理教公式サイトより引用)
  • 五大エレメント

    人間を構成するエレメント。

    : 骨や筋肉など、固定的な形を持つもの。ムーラダーラ・チァクラに対応。
    : 血液、精液、胆汁など、水分に属するもの。スヴァディスターナ・チァクラに対応。
    : 体温を形成するエネルギー。酸素の燃焼など。マニプーラ・チァクラに対応。
    : 呼吸の前の空気の取り入れなど。アナハタ・チァクラに対応。
    : 鼻の穴や口の中などの空間。ヴィシュッダ・チァクラに対応。

    五大エレメント(ベーシック・ダルマより引用)
  • 五種の気

    私たち人間の身体を動かしている気。

    アパーナ気: へそから足の裏。身体の汚れを取り除く。ものを下に引き下げる働きを持つ。アパーナ気が下がらないように、蓮華座を組むことが好ましい。
    サマーナ気: 心臓からへそ。食物の消化、養分の運搬。
    プラーナ気: 鼻頭から心臓。呼吸とともにプラーナを体内に取り入れる。
    ウダーナ気: 鼻先から頭。エネルギーの上昇。ものを上に引き上げる働きを持つ。
    ヴィヤーナ気: 全身。身体を守る「オーラ」ともいえる。

    五種の気(ベーシック・ダルマより引用)
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